勉強のお悩みを
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みんなの悩み
「やる気」で勉強頑張ろうという発想自体が根本的に間違っています。
「やる気」というのは、気分です。
気分は浮き沈みがありますし、どんなに志高くても、「勉強したい!はぁ…はぁ…イマ!スグ!ベンキョウガシタイ!」という状態は1週間も続きません。
※ちなみに、そんな人いたら、このウェブを見てないで今すぐ病院に行ってください(笑)
一方勉強は、中1からカウントすれば、高校受験で終わる人は3年間、大学受験がある人は6年間。
気分で何年もの間、勉強というある種の苦行を続けようというのは、無謀そのものです。
なので、勉強に「やる気」は関係ないし、あっても意味ないです。
むしろ過剰にあると逆に害となる時もあります(←さぁなぜでしょ?考えてみてください。ヒント:反動)
さて、じゃあどうすればいいの?
結論から言うと、「習慣化」です。
習慣というのは実に恐ろしいものです。
なぜなら、習慣になると、
無感情になれる
↓
意識しなくても継続ができる
↓
継続するうちにどんどん上達していく
例えば、朝8時に起きて、歯磨きして、朝食食べて、着替えて、電車乗って学校へ行く
これらの作業、実は堕落した大学生や無職など普段やらない人たちからすると結構難易度高いのですが、中高生の皆さんは特に何の感情も湧き上がらず淡々と毎日のようにやっていますよね?
勉強もその1つにするのです。
習慣とは、「定時」・「定量」・「反復」がキーであり、そしてそれが定着するにはおおよそ3週間~1ヶ月が必要です。
なので、以下のステップを踏んで習慣化させていけばよいです。
【STEP1】
いつ、何を、どのくらいやるか、を決める
【STEP2】
決めたら、とにかく最初の1ヶ月間は、強い意志を持って何が何でも必ず実行する
【STEP3】
1ヶ月経過して、特に意識しなくても遂行できるようになり、しかも何も感じなくなっていたら、習慣定着成功です。
【STEP4】
もしまだSTEP3ができていないのであれば、できるようになるまでこの流れを続ける
途中で諦めた人は、自分の意志の弱さを反省して、勉強しかできない環境を作ったり、そんな環境に赴いたり、工夫してください。
特に親や兄弟に督促してもらうのが一番効果的です。
口うるさいお母さんがいる人は、おめでとうございます。
時間割表や学習計画をお母さんに共有して、今後は漠然と「勉強しなさい!」じゃなくて、「◯時◯分から数学の◯◯をやるって書いてあるけど?」と督促してもらうようにお願いしてみてください。
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東大講堂では、いつ・何を・どのくらいやるか、を決める学習サポートツールを配布しており、担当の講師は随時その遂行状況を管理監督します。
詳細は、指導理念をご覧ください。
THE・あるあるです。
勉強してない→成績が悪い、なら納得できるからある意味まだ良いのですが、
それなりに勉強に時間を割いているし、何なら周りよりも割りと頑張ってるのに、なぜか成績が微妙。
特に、大して勉強してないように見える人に負けてたらなおさら悔しいですよね。
まず、以下に思い当たる節のある項目はありませんか?
【グループA】
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蛍光ペン引きまくり
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付せん貼りまくり
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授業中必死にノートを取る
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ノート超きれい
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各種文房具一式完璧に揃ってる
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暗記用の赤色のマーカーと下敷きを使ってる
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暗記カードを使ってる
【グループB】
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ながら勉強(音楽(歌詞あり)、スマホ、お菓子、テレビ)
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よく電車やカフェで勉強する
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参考書や問題集は思いついた時にちょっとやる
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ちょっとやって終わって、気付いたらホコリ被ってる
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あるいはちょっとしたスキマ時間で勉強する
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友達と一緒に勉強してる(特に雑談できる環境で)
【グループC】
-
授業や解説、解答などを見てすぐ納得
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間違えた問題の間違えた理由を調べたことがない
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正解できた理由も気にしたことがない
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あまり辞書で調べない
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そもそも調べたいと思うものがない(疑問や質問がない)
-
予習なんてしたことない
-
もちろん復習もしない
以上に挙げた事例は以下にまとめると:
【グループA】作業に手間暇かけて勉強した気になっている
【グループB】集中できる環境を整えていない
【グループC】頭を使ってない
【グループA】
これらの行為自体の多くはそこまでは悪くはないですが、例えば1時間勉強したと言って、でも中身は実は色ペンを駆使して教科書をノートにきれいにまとめただけ(一回噛み砕いて、分析するためなら別ですが)。
そうすると、1時間勉強したつもりが、実は1分たりとも勉強していません。「書き写す」「きれいにデザインする」という手作業を行っただけです。
時間に限りがあるので、そういった無意味な作業に手間暇をかけるのではなく、もっと考えることに時間を割いてください
ちなみに、学校の先生含め、多くの人は、授業中に真面目にノートを取る(板書を写す)=勉強、と勘違いしがちですが、これは最悪な行為です。授業中は先生の説明を集中して聞いて、考えて、疑問があればその場で質問する、という時間にしましょう。板書なんてスマホで撮れば良いし(できないのなら残念)、本屋行けば、先生の板書より何倍も綺麗にまとめた参考書が無数にあるので、板書取るのはやめましょう。無意味です。
もちろん、ここは大事だなとか、ここは後で考えよう、質問しよう、といったノート、というかメモは素晴らしいです。
【グループB】
ゲームなどの楽しいことは、周りから多少邪魔されても自ずと集中できますが、勉強は楽しくないので、ちょっとのことで気が散ってしまいます。
なので、集中できる環境、は極めて大事です。
集中できる環境というのは、物理的と心理的の2つの側面があります。
まず物理的、これは非常に分かりやすい。
静かな場所、あるいは雨のBGMやジャズのBGMを加えると良いでしょう。
家だと散らかって落ち着かないのなら図書館、塾や学校の自習室など。
心理的というのは、例えば今から3時間は何の用事もないから、迫りくる何かがなくて落ち着く。
電車やカフェ、スキマ時間の勉強が良くないというのは、物理的にうるさいだけでなく、心理的にも何かしらイベントが起きる可能性が十分にあるから実は気を配ってしまう(電車降りないといけない、店員に声かけられるなど)。あるいは間もなくイベントが起きるからそっちを意識してしまう、ということです。
※いや自分はカフェのが落ち着くし、それで東大余裕で受かるぜという自信がある人は例外ということで。
要するに、全精神を「考える」ことに注げる状況を作ることです。
【グループC】
こんな経験ありませんか?出かけ先で何も下調べせずに、人に付いてくだけだと、自分が一体どこにいるのかさっぱり。でも自分で事前に調べておく、道がよく分かる。道に迷ってもどうすれば対処方法がすぐに思いつく。
勉強も同じです。
先生の解説を聞いていると、実によく分かった気になります。皮肉なことに解説がうまい先生ほどそうなります。解説が雑な先生だとかえって良いこともあります。
そうすると、自分で考えることをしなくなるので、いざ違う問題を解いてみると、解けないのです。
勉強の本質は、端的に言うと、ある疑問に対して自分を納得させられる解答を考える・探すことにあります。
数学が一番分かりやすいですが、社会科でも、例えば四択問題があって、正解がなんで正解なのか、誤りの選択肢はどこが誤っているか、をしっかり理解すると、自分の知識を固めるだけでなく、その過程で新しい知識も身に付きます。英語であれば、和訳を見て納得するのではなく、その和訳に至る根拠は何か?その単語の用法は何か?と文法の参考書や辞書を調べまくって、自分で自分を納得させるのです。
予習復習が大事なのは、予習で自分が何を理解していないのかを知っておいて、先生の解説でその答えを探す、復習は改めて自分の弱い部分を把握して、そこを固めることにあります。
その一連の作業をこなせばこなすほど、知識の漏れが減っていき、異なるパターンを知れば知るほど経験値が上がっていきます。だから、ただ理解しただけで満足せず、演習の絶対量も極めて大事なのです。
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東大講堂では、自分で考える力を養うため、毎回の授業では、事前に予習と演習の範囲を指定し、授業では演習問題を解説していきます。
また、家庭学習の絶対量が極めて大事なので、余裕がある人、目標が高い人には、授業とは別途、問題演習や自主学習を指示し、学習サポートツールを使ってそれを管理監督します。
詳細は指導理念からどうぞ。
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受験生にとっては、100:0で電子辞書の方がいいです。
今はさすがに紙の辞書を勧めてくる先生はもうほとんどいないとは思いますが、
万一遭遇したら、ほほえみながらスルーしてください。
紙の辞書を勧めてくる理由として、「近くの単語もついでに見れるから」がダントツかと思いますが、
それは、定年退職後趣味で英語を勉強するおじいさんおばあさんのすることです。
受験生は、目的を持って辞書で調べるので、単語を見つけるまでの時間と作業はすべて無駄です。
しかも、電子辞書も↓のキーを押していれば、右側のレビュー欄でいろんな単語を眺めることができます
また、「一覧性が高い」というのも紙の辞書の主なメリットとして上がっていますが、これは一番意味不明です。
逆ですよね?と言いたい。
紙の辞書は非常に狭いスペースに大量の内容を詰め込むので、見づらくて字も小さいですが、
電子辞書はそんな悩みはありません。最近の電子辞書はカラーモニターなので色を駆使して見やすくしているものもあります。
例文も紙の辞書より多いです。
紙の辞書のメリットとして、他にも付せん貼れる、書き込みができるというのも少し見かけますが、
電子辞書にもブックマークや履歴機能がありますので(機種によるが少なくともCASIOにはあった)、それを活用すれば良いですし、
書き込み…辞書にですか??Σ(゚Д゚)
紙を挟むということかもしれませんが、ノートやその単語を見かけた場所に書けば?という話です。
携行性はもはや言及するまでもないでしょう。
ちなみに電子辞書は高校生向けのモデルがおすすめです。
あるいはせめて以下のコンテンツが必ず入っていることを確認してください。
・英和・和英
・英英
・国語(広辞苑or明鏡)
・古文辞書
他は好みで大丈夫です。
また、最近の辞書は後からコンテンツ追加できるので、大学に入って第二外語を勉強するときも、その辞書だけ追加することができてとても便利です。
Weblioなどのネット辞書も良いですが、コンテンツの豊富さでは電子辞書にはやはり劣りますし、通信などがあるので、反応速度も電子辞書に軍配が上がります。
受験勉強はある種時間との勝負でもあるので、いかに効率よくこなすかが要です。
まず最初に心がけの話です。
「自分には無理」「難しくて分からない」という意識を捨てること、少なくとも自分で自分に言い聞かせないこと。
心理学には「自己暗示」というものがあり、簡単に言うと、「自分には無理」と自分に言い聞かせ、実際難しい問題で苦労すると、「ほらやはり思った通りだ」と証明することでますます「自分には無理」と信じ込み、その結果、心理的な抵抗が強くなっていき、さらにそのせいで理解が阻まれて、頑張って取り組もうというモチベーションも下がっていき、悪循環となり、最終的に「自分には無理」というのが現実として定着してしまいます。
■まずは課題を特定すること
さて、苦手な教科があると、じゃあとりあえずたくさん勉強しようと、教科書や参考書を手に取って苦い顔をしてやり出すのはいいですが、すべてがチンプンカンプンでどうしたらいいのか分からない、あるいはどれを見てもまあまあ分かるけど、いざ問題演習をやると手が止まってしまう、こんな経験はありませんか?
それは、問題解決の手順が間違っているからです。
問題を解決するためには、まずは何が問題になっているのかを突き止める必要があります。
(※言われてみると当たり前ですが、世の中大人でもこれができている人案外あまりいないですよ)
苦手克服の手順は3ステップ:
①課題の明確化:漠然と「苦手苦手」という嘆くのではなく、具体的に何がどう苦手なのかを突き止める
②原因究明:どうしてそうなったのかを分析する
③対策を打つ:原因が分かれば対策も自ずと決まるので実行するのみ
■苦手な理由を突き止めて、対策を打つ
とある教科が苦手というのは、大きく原因は2つです。
①正しく理解できていない
②単に練習量が少ない
逆に言うと、基礎から正しく理解し、十分に練習をこなしていれば少なくとも人並みにはできるようになります(せめて苦手ではない)
①正しく理解できていない
これは、根本的なところで理解が誤っている、あるいはインプットできていない、または基礎がしっかりできてないということです。
例えば中学生で、数学が苦手。具体的には、中学数学の2次関数の問題が解けない、とします。
じゃあそれまでの1次関数や数式、方程式などはどうだったのか。
そこまでは完璧で、2次関数だけが意味不明なのであれば、2次関数の定義などがしっかり理解できていないので、そこをもう一度徹底に学習する。先生や友達に質問してあらゆる疑問を徹底的に晴らす。
もし、例えば2次関数の問題で出てくる2次方程式が手に負えない、xとyの範囲がどうしてああなるのか分からないのであれば、それは方程式や等式、整数の性質の部分が怪しいので、問題は2次関数ではなく、そういったところであり復習するべきです。
2次関数の図形問題が意味不明なのであれば、それは図形の基礎ができていないのでそこを復習するべきです。
こんな感じで、具体的にどこでつまずいているのかを突き止め、その対策を打ちましょう
自力では限界、学校や塾の先生も説明がよく分からない(それはたぶん先生自身もあまり理解できていないからです)、のであれば、
これで試してみてください➔東大講堂無料体験
②単に練習量が少ない
自力で解こうとするとすごく時間がかかる、またはパターンが変わるとなかなか方針が思いつかない、
が、解説を読めば、何の問題もなく腑に落ちる
要は、何をしているかは完璧に分かる、自分では思いつかないだけ
この場合、純粋に場数が足りないので、たくさん練習しましょう。
そうすると、経験が蓄積され、「これ、あれと似てるな、じゃあこうやって解くのかな」となるし、計算もたくさんすればするほど速くなります。
他の教科も基本的には同じです。
覚え方の話に入る前に、まず知っておいてほしいこと。
英単語は漢字と同じ、知っている単語が多いほど、新しい単語を覚える時は楽になります。
それは、英語に慣れていくからというのもありますが、派生単語や、発音とつづりの規則も分かってきているからなどの理由もあります。
その域に到達するまでは、やはり頑張って暗記するしかありません。
しかし暗記が得意な人もいれば苦手な人もいるし、苦手と言っても個人差があるので、以下は、暗記が壊滅的に苦手だった塾長が学生時代に心がけていたことをご紹介します。
■覚えるのではなく、見るだけ
暗記が苦手なので、無理して覚えようとせず、勝手に記憶に残ることを目指しました。
具体的な方法としては、単語帳で英単語を学習する時は、一度に暗記することを目指さずに、なるべく早く一冊を完了させ、またすぐに2周目に入って、それを何度も何度も繰り返していく。
すなわち、回数で記憶を刷り込んでいく方法です。世界史なども一部この方法を使っていました。
難しい単語などは、適宜10回書いたりして記憶を深めますが、そうでない単語は見るだけ、でもOKです。
ポイント、できる限り短時間で1冊を完了させ、それを繰り返すこと。
■時短術
つづりまで完璧に覚えている単語もあれば、見れば意味は分かるもの、何回見ても意味すら覚えられない単語もあります。
単語帳の単語の前に大体このような「□」があるかと思いますが、もう二度と確認しなくて良い単語は「✕」、一応もう一回見た方がいいものは「/」、次もちゃんと見たほうがいいものは「□」のままにしておくことで、
単語帳を何周も見ていくうちに、段々と✕や/が増えていき、1冊見るのにかかる時間は段々少なくなっていきます。
■発音の規則
英単語の発音にもおおよその規則はあります。それをまとめた本がありますし、Googleで検索すればきれいにまとめたものもありますので、まずそれをチェック。
単語帳を見る時は、その規則にも留意して、発音も一緒に正確に覚える。そうすると、つづり自体忘れても、発音から思い出せます。
そのためには発音記号も読めるようにする必要があります。
ここにいい感じのサイトがあります↓
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/vod/gcentury_ej4/
※学校で発音記号を教えないのはなぁぜなぁぜ?
■接頭語や接尾語の規則、語源も意識しよう
例えば、importとexport、im-(in-)は入っていく、ex-は出ていく意味。portは港の意味。合体して、港に入る、港を出る、そこから輸入と輸出の意味となっています。
接尾語の-ness, -lity, -tion(名詞化)や、-ful, -tional, -tive(形容詞化)など、非常にたくさんあります。
このようなものは、辞書で調べると、実は説明が書いてあることが多いので、ぜひチェックしてみましょう。
このように、接頭語や接尾語の意味が分かれば、暗記する量が減るし、逆に初めて見る単語でも品詞が分かったり、単語の意味の一部を推測したりすることが可能になります。
語源も時々辞書に書いてあったりしますので、あったらぜひ読んでおきましょう。
これも暗記の助けになります。
■注意点
単語を覚える時は、必ず品詞や説明を確認して、例文もチェックしよう。
日本語の意味は、あくまでその文脈なら偶然たまたまその日本語がいいねという一例に過ぎないので、日本語の意味の例だけ見て、その単語の意味を理解した気にならないようにしましょう!
■使わないと忘れる
結局使わないと忘れていくので、単語帳もそうですが、普段英文の勉強をする時に遭遇したらその場で辞書を調べたり、単語帳で調べたりして、印象を深めましよう。